品龍寺ブログ

センス良くデザインされたお寺に!!

 

先週の三連休中、お昼から時間が出来たので思い切って以前から気になっていた

 

福山市沼隈町にある、神勝寺の禅と庭のミュージアムに行ってきました!

 

広島県福山市の山あいにある禅宗のお寺で、約

 

7万坪という広大な敷地にアートや食事処、

 

茶室などがあり、新しい禅体験を楽しめると、

 

なにかと話題になっています。

 

とくに有名なのが、こちらのまるで浮いているかのような建物!洸庭(こうてい)!

 

船をイメージされているそうですが、私には甘いお菓子に見えてしまいます。

 

この建物が、インターネットや雑誌で注目を集めています。

 

 

「新旧の建物が入り交じり、センス良くデザインされたお寺、

 

若者や外国人まで集めるお寺とはいったいどんなところだろう?」

 

前から気になっていたので、やっと行けて嬉しいです!

 

昼過ぎに到着し、おしゃれな通路を通り受付へ。

 

ここで境内の案内をしていただきました。

 

拝観料は大人1200円と、少々高め。

 

京都などの観光寺院でも境内は無料で入れますが、

 

こちらでは、境内に入るだけでお金がかかります。

 

ここはお寺というより「禅」のテーマパークといったほうが良いかもしれません。

 

お寺の境内はとっても広く、見どころ満載で、全部見て回ると半日はかかるみたいです。

 

まず向かったのは、一番の目玉である洸庭(こうてい)

 

建築デザイナー名和晃平氏によるアートパビリオンは

 

高さ10メートル全長46メートルの船形のこけらぶきの建物です。

 

お客さんは30分間隔で建物の中に入ることが出来ます。

 

不思議な建物の中に入ると漆黒の闇、建物内では、

 

禅の世界を光と音で表現されたものを見ることができます。

 

照明がすべて消され、真っ暗闇の中で徐々に拡大し消えていく光と音、

 

一面には水が張られ、波打つ水面に照らされるわずかな光はとても綺麗でした。

 

かすかな光を目で追い、それを体で感じる不思議な体験ができました。

 

禅の教えを表現しているのでしょうか。

 

私には難しくて分かりませんでしたが、真っ暗闇のなか、

 

心が静まり、座禅の真似事をしてみたり、普段味わえない空気間、

 

非日常を味わうことができました!

 

その後はお庭を拝観しながら、滋賀の永源寺より移築再建された建物、

 

含空院(がんくういん)で遅めの昼食をいただきました。

 

この建物、もともとは修行僧の研鑽の場だったそうで、

 

350年以上の建物で綺麗なお庭をみながらいただく湯豆腐は最高でした。

 

炊き込みご飯、椎茸、半熟たまご、お揚げ、薬味、漬物が

 

きれいな漆の食器に乗せられて来ました。

 

そしておおきな桶に入った湯豆腐が運ばれてきました。

 

湯豆腐の形が面白く、丸、三角、四角があります。

 

禅の修行の様子をあらわしているそうで、

 

四角は角があり、雑念があることを、

 

三角は僧が座禅を組む姿を、

 

丸は座禅を組み角が取れて丸くなるということを

 

イメージされているのだそうです。

 

家族4人で2人分の湯豆腐だったので、子どもはまだまだ満足してない様子。

 

隣の席の人が食べていた、お餅やかき氷を見つけ、ねだってきます。

 

結局、煎茶粟餅セットとかき氷も注文しました。

 

煎茶はおかわりができるらしく、

 

自分で柄杓を使って急須にお湯を注ぐことができました。

 

子どもにとって初めての経験でとても楽しそうでした。

 

食後はのんびりと境内をお庭散歩しました。

 

子ども達は鯉のエサやりに夢中でした。

 

なんと境内の中にはお風呂もありました。

 

今回は時間が無く断念しましたが、

 

次回はお風呂に入ってみたいと思います。

 

 

普段、禅宗のお寺に行く機会はほとんどありませんが、

 

今回行ってみてたくさんの発見や学びがありました。

 

そしてこの吸収できたものを、品龍寺でも少しでも活用し、

 

みなさんに伝えていけたらと思います。

 

境内やお寺の規模は全く違うので、同じようにとは行きませんが、

 

お参りに来られた方が少しでも感動や美しさを感じてもらえるよう

 

精進していこうと思います。