品龍寺ブログ

 

大切な方が亡くなられ、ご遺骨を埋葬し、故人を偲び、出会う場所、お墓。

 

最近では「後継ぎがいない」「子どもに負担をかけたくない」「今あるお墓は遠すぎる」などのさまざまなお悩みやご相談が寄せられています。

 

今回は、永代供養墓などのお墓の種類、メリット・デメリット、お墓の選び方について、お墓にまつわる失敗談を聞いている僧侶からの視点で、詳しく解説したいと思います。

 

目の前の相談者のお悩みに対して、ひたすら親身にむきあうことを大切にするお寺として、この記事を読んで少しでもみなさまの不安を取り除くことが出来れば、こんなに嬉しいことはありません。

 

他にも分からないことがあれば、お気軽にご連絡ください。

どんなに難しい問題や悩みでも、何とか一緒に解決してみなさまに安心していただきたいと思います。

 

【お問い合わせはこちら】

 

 

  

 

 

 

1.こんなにあるお墓の種類

 

 

永代供養墓の他にも数あるお墓の種類をご紹介いたします。

人それぞれニーズも違う世の中で、選択肢も非常に増えています。

どの種類のお墓が良いか、家族間で検討していただきたいと思います。

どのお墓にしても一番大事なことは、故人を思う感謝の気持ちです。

 

(1)一般墓

 

 

まさに「一般的なお墓」で伝統的なお墓です。家族単位で利用されるお墓で、

代々引き継がれていきます。永続的に使用することができます。

お墓と言えばこの従来通りの「一般墓」でしたが、少子化や過疎化、核家族化などの影響で、継承者をどうするか悩まれる方が増えてきています。

 

また、最近では、洋型という新しいタイプのものや、お墓に彫る文字も故人が好きだった文字にするなどの多様化も見られるようになりました。

 

【メリット】

 

  • 代々受け継がれるため、お墓参りの際、ご先祖への感謝が意識でき、ご遺骨も半永久的に納めることができる

 

  • お墓参りと言えばこの一般的なお墓に馴染みがあるので、違和感なくお参りできる

 

【デメリット】

 

  • 後継者がいなくなった場合、無縁墓とならないように墓じまいや改葬する必要がある

 

  • 新たにお墓を建てる場合、墓地の永代使用料や墓石を建てる等の費用がかかる

 

  • 山の近くにある場合、土砂災害等のリスクもある

 

 

 

(2)納骨堂

 

もともとは、お寺などで一時的に遺骨を預かるだけの施設だったのが、その後形を変え、長期的にお預かりする納骨堂が増えてきました。

また、ロッカー式、棚式、仏壇式、墓石式、機械式など、ご遺骨の安置方法も多様化されています。

 

伝統的な一般墓に馴染みがあり、室内でお参りすることや、「土に還す」

という考えの方にとっては受け入れにくい場合もあります。

 

 

【メリット】

 

  • 屋内にあることが多く、雨や雪など天候に影響されることは少ない。

 

  • 雨風にさらされたり、草が生える心配もないので、管理しやすい。

 

  • 中心部などの立地が良い場所にあることが多い。

 

  • 墓石を購入する必要がないため費用を安く抑えることができる。

 

  • 機械式と言われるところは建設されたばかりのところが多く綺麗で設備も整っている

 

【デメリット】

 

  • 流行りの自動搬送式納骨堂や最先端のシステムで作られた納骨堂は故障など様々なトラブルの心配がある

 

  • メンテナンス費用が莫大なため、その分、料金に上乗せされ、年間の維持費・管理費がかかる場合もある

 

  • 一般墓に馴れた方には、ロッカーのような場所に安置することに抵抗がある

 

  • ご遺骨が土に還らないため、納骨できる数に制限がある

 

  • 骨壺が入りきらなくなった場合、新たに購入しなけらばならない

 

  • 最近では流行が終わったと言われ、これからどうなるかが分からない

 

 

 

(3)樹木葬

植えられた樹木のそばに遺骨を納骨するという形の納骨方法です。

近年、流行の納骨方法で、テレビや雑誌で取り上げられることも増えてきました。

日本ではまだまだ新しい埋葬方法で、急速に広まったために、流行が終わる

ことや将来の管理方法に疑問を持つ方も多いようです。

 

【メリット】

 

  • 自然に還るということを実感しやすく、明るい雰囲気のところも多い。

 

  • 女性に人気の納骨方法になっている。

 

  • しっかり選べば、好きだった木のそばにに納骨することもできる。

 

【デメリット】

 

  • 管理が行き届いてない場合、草や木が伸びっぱなしのところがある

 

  • どこに納骨されているか分かりにくいところもあり、縁のある人がお参りしにくい

 

  • 納骨したところを他の参拝者に歩かれるところもある。

 

  • 墓石があるわけでは無いため、どこに手を合わせてよいか分からない。

 

  • 流行があり、今後どうなるのか分からない

 

  • 桜の木など、春はいいが、他の時期は寂しい

 

 

(4)合同墓(永代供養墓)

品龍寺合同墓

 

お墓を管理する人がいなくなってからもお寺が責任をもって管理し続けるお墓です。

墓地や墓石が不要のため安価で求めることが出来ます。

お寺が管理してくれるため、お墓を継ぐ人がいなくても購入でき、自分のために生前に申し込むことも可能です。

合同墓(永代供養墓)の納骨方法は、主に3つです。

 

合葬(合祀)

 遺骨を骨壺から取り出して、他の人の遺骨と一緒に埋葬される

 

「集合安置」

 納骨する区画を分けてそれぞれに、小さな墓石や石塔を建てる

 

「個別安置」

 骨壺をそれぞれ個別に安置する

 

【メリット】

 

  • 墓地の永代使用料や墓石の費用がかからないため安価に求めることができる

 

  • 承継者が必要なく、お寺や霊園が永代にわたり管理してくれるため、将来のお墓に対する心配がない

 

 

【デメリット】

 

  • 合葬(合祀)される場合、遺骨を骨壺から取り出し、他の人と一緒に埋葬され混ざってしまう。

 

  • ご遺骨を粉骨にして納骨する場合、大切なご遺骨が粉々にされてしまう。

 

  • 合葬される場合、納骨してからは個別に遺骨を取り出すことができない。

 

  • 納骨当初は個別に納骨されても、13回忌などを過ぎると合葬されてしまうこともある。

 

※品龍寺合同墓もこのタイプで、中四国地方ではいち早く作りました。

最初は寺族(お寺の家族)専用のお墓だったものを、門徒さんに開放し、徐々に口込みで広がり合同墓にしたという歴史があります。

当然、住職・副住職も入ります。

売れるからという理由ではなく、本当にお困りの方に対して作ったものなので、寄付や門徒の強制は無く、年会費・維持管理費等は一切不要です。

お骨壺ひとつづつのお預かりで何十年先でもお骨を出すことも可能です。

 

(5)海洋散骨(番外編)

 

お墓ではないですが、最近徐々に広がりを見せている海にご遺骨を撒くという方法です。

海が大好きな方や、特に偲ぶ場所は無くてもいいと言う方に需要があります。

しかし、乗船費用や粉骨にする作業、偲ぶ場所が無いなど実際はいろいろと大変なようです。

また故人のお体の一部だったご遺骨が何も残らない、散骨して初めて気づくという方もたくさんおられます。

 

 

 

 

2.そもそも永代供養とは?

 

 

 

 

(1)永代経と永代供養の違い

 

永代経とは?

 

広島だけではなく全国の浄土真宗寺院では永代経法要というものがあります。

浄土真宗の寺院にとって大切な法要で、年に1回、もしくは2回お勤めされるお寺が多いようです。

「永代」とつくので、永代供養と思われている方も多いですが、実はそうではありません。

永代経とは「永代読経」ともいい、未来永劫(永代)にわたって、仏さまの教えが子や孫の代にわたって続くこと、お寺やお念仏の教えが続いていくことを願うための法要です。

亡き人やご先祖に「ありがとう」と感謝しつつ、大切に永代経をお勤めし、仏さまの教えを少しでも聞かせてもらい、そのお心をいただいて参りましょうという法要です。

 

 

 

永代供養とは?

 

一般的に「永代供養」とは、お墓を守る人がいない方に代わって、寺院や霊園が管理をしてくれることを言います。

また寺院の場合は故人の供養のための法要を寺院が行ってくれるというところもあります。

永代供養といってもしっかりと定義されていなくて、中には「永代」といっても未来永劫という意味ではなく、7回忌や13回忌までと期間が定められているところもあります。

 また毎日読経をされているところもあれば、お経は全く読まないところもあります。

 

 

(2)あやふやな永代供養

 

 

実際に私が聞くところによると、

 

 「永代供養付きと書いてあったが13回忌を過ぎたら他の方のご遺骨と一緒にすると言われた」

 

「つい最近に出来た民間の霊園が永代供養と言っても、歴史がないため、本当に永代にわたり管理されるのか、そもそもその会社自体が存続できるのか疑問だ」

 

「永代供養と言えば毎日読経されてそうなイメージをもっていたがどうも1年に1回だけらしい」

 

というような自分の思っていることとは違いあまり信用できないという意見をよく聞きます。

 

永代供養と書いてあるけどどういうことなのか事前にしっかりと確認しておきたいですね。

 

 

 

 

(3)浄土真宗の永代供養

 

 

院を含め浄土真宗寺院では、便宜上、「永代供養」や「永代供養型」と言っていますが、

実は浄土真宗では「永代供養」という呼び方はしません。

永代供養は、亡くなった人の成仏や冥福を祈るために残された遺族が行うことと知られていますが、実はそれ自体が浄土真宗の教義にはありません。

 

なぜなら、浄土真宗の教えでは、人は命終わると同時に、極楽浄土に往き仏さまとして生まれる(往生)からです。

 

今は亡き大切な方は、極楽浄土で私たちを導き見守ってくれる仏さまになっておられます。

 

自分の命もどうにも出来ない無力な私たちが追善供養をして故人を成仏させるなんてことは出来ないし、する必要がないという教えです。

浄土真宗寺院で永代供養墓と言っているのは、あくまで一般の人が分かりやすいように使っているというのが実情です。

 

 

 

 

(4)永代供養と言わない浄土真宗は何をするのか

 

 

だからと言って浄土真宗のお寺では永代に渡り、亡きかたを偲んだり、弔わないのかというとそんなことはありません。

 

法要の時など定期的に、あるいは毎日読経されているところもあります。

またお花を替えたり掃除をしたり、しっかりと管理もされています。

浄土真宗寺院では教義上「永代供養」という言葉は使いませんが、していることは他の宗派のお寺とあまり変わりありませんのでご安心ください。

 

 

 

 

(5)品龍寺の場合

 

 

品龍寺でも毎日、読経・花替え・掃除もしていますし、定期的に追悼法要をお勤めしています。

7回忌や13回忌で合祀(他の方のご遺骨と一緒にする)することもなく、永代にわたりお寺が責任を持ってお預かりします。

 

 

 

 

3.お墓選びの失敗談

 

 

 

 

 

僧侶という立場上、相談されることの多いのが「お墓についてのこと」です。

私が今までによく聞いた「お墓選びの失敗談」をまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。

 

 

(1)「お墓の場所が遠すぎる」

 

 

 

  • 慌てて決めたため、お墓の場所やアクセスを考えずに申し込んでしまった
  • 若い時は車で通えたが年を取ってからは遠すぎた。
  • 遠いうえに盆や彼岸は大渋滞、駐車場に入るのにも大行列で丸一日かかる
  • 実家は山間部にあり誰も住んでいないため墓じまいが必要になる。

 

なんといっても一番多い失敗談が立地です。

多少遠くても値段が安いからいいかと思ってしまいがちな立地ですが、本当は一番大事なことだと思います。

 

家や中心部から近く、交通の便が良いところをおすすめします。

大きな霊園等は郊外にあることが多いので場所の確認はしっかりとしましょう。

お墓参りのしやすさは、絶対に忘れてはいけない大切な要素です。

若い今ならば遠くてもいいかもしれませんが、将来のことを考えてみると、車でお墓参りに行くことが難しくなってしまいます。

必ず送迎の有無や、公共交通機関を確認しましょう。

 

 

 

(2)「納骨方法に不満がある」

 

 

 

  • 説明では個別保管と聞いたが、契約書をよくよく見ると13回忌で合葬(ほかの方のご遺骨と一緒に納骨すること)されることが分かった。

 

  •  遺骨の返却を求めたが応じてもらえなかった。

 

  • 金額の安さのみで申し込んだが、遺骨は砕かれ、他の方とも一緒に納骨されると聞いた。

 

  •  納骨スペースを確保するためとはいえ、商売の匂いがしてとても後悔している。

 

  • 「自然に還る」というコンセプトの樹木葬を申し込んだが、「人工芝で出来たフタ」を開けて「塩ビのパイプ」の中に納骨されて、がっかりした。

 

 

 

(3)「お墓の地盤や立地」

 

 

  • 土砂崩れによりお墓が流されてしまった

 

  • 大雨や地震で山の斜面が崩れたり、地盤沈下したりしないか不安。

 

 

昨年の七月豪雨では土砂崩れ、頻発する震災では、液状化現象が起こり、たくさんのお墓に被害が出ました。

お墓を建てる場所はどんなところなのかしっかり確認しましょう。

 

時々「寺町も川のそばにありますが大丈夫ですか?」と質問をいただきますが、寺町は広島市内の中でも少し高いところにあるため(広島城と同じ高さ※下記図参照) 洪水や河川の氾濫の心配はありません。

 

太田川(本川)は市内中心部に流れ込む川ですので、流水量もコントロールされています。

 

 

海抜が高く安心な寺町

 

 

 

 

(4)「お参りするときの諸問題」

 

 

 

  • 室内のため雨でも安心と思い、納骨堂を申し込んだが、とても暗く雰囲気が悪い

 

  • ロッカー式で他の家族とも近く、ゆっくりとお墓参りできない

 

  • 仕事終わりにお参りしたかったが、17時には閉まってしまうのでお参りできない

 

  • お花やお線香をお供えできない

 

  • 流行りの樹木葬を申し込んだが、雑草が生い茂り手入れが行き届いていない

 

 

 

 

 

(5)「お墓の水はけや日当たり」

 

 

 

 

  • 水はけが悪く、墓石の下にある納骨スペースが水浸しになってしまった。

 

  • 日当たりが悪く冬は寒い。お参りすると暗い雰囲気になってしまう。

  

 

 

お墓周辺の水はけが良いかどうか、また陽当たりや風通しなども下見をして確認しておくと良いでしょう。

 

 

 

(6)「維持費や管理費が毎年かかる」

 

 

 

 

 

  • お墓の永代使用料は安かったが、毎年の管理料が高額で困っている

 

  • 一年目は安かった管理費が、二年目から急に高くなった。

 

  • お線香代・お花代・卒塔婆代いろんな費用がかかり馬鹿にならない

 

 

慌てていると、ついお墓の建墓費用や使用料にしか目がいかないことも多いようです。

どれくらいの維持費が必要になるかしっかり確認しましょう。

 

 

 

 

 

4.これだけは絶対に確認しておきたい7つのこと

 

 

 

パンフレットやインターネットで調べただけでは、分からないことだらけなので、必ず現地に下見に行くことが大前提となります。

 

 

 

(1)立地

 

 

 

やはり何といっても一番は立地です。

墓じまいや改葬の原因の多くは、お参りできない・遠すぎるという立地にあります。

郊外の霊園は安価で比較的求めやすいこともありますが、その分お参りに行く労力や時間が莫大にかかります。 

 

「若い時は、車でドライブがてら行けたけど今では行けなくなった」

 

という人が大多数です。

 

「お盆やお彼岸、年末年始のお墓参りシーズンは渋滞で、何時間もかかって到着したけど駐車場も長蛇の列だった」

 

ということもよく聞きます。アクセスや交通の便が良いかどうかがポイントです。

 

 

 

(2)環境

 

 

霊園やお墓の周りになにがあるか、どんな環境かも重要です。

隣に工場があって静かにお参りできない、騒音でお参りに集中できないということもあります。

地盤が弱ければ、地盤沈下、液状化現象、地震で倒壊することあります。

山がすぐ近くにある霊園は土砂崩れのリスクもあります。

 

 

  

(3)設備

 

 

設備もしっかりと確認しましょう。

下見をして実際にお墓参りすることを想定してみてください。

少なくとも下記のことはみておきましょう。

 

  • 駐車場の有無・広さ・使い勝手

 

  • 水道設備 トイレ・水場の有無・お墓までの距離

 

  • 墓地の整備状況や手入れ

 

  • 休憩所や法要施設の有無

 

  • バリアフリーかどうか

 

  • 日当たり

 

  • 墓参のときの道具の用意

 

 

※下見したときだけの季節では無く、他の季節・雨の日も想定し確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 (4)宗教・宗派

 

寺院墓地は、昔は「檀家さんのための墓地」というイメージでしたが 近年では檀家にならなくてもお墓を建てたり、宗派不問の永代供養墓に納骨できる寺院も増えてきました。

 

公営墓地や民間霊園等は宗教・宗派不問の場所が多いです。

また、寺院が経営する霊園の場合、檀家になることを強制されることもありますので確認しましょう。

 

 

 

 

(5)納骨方法 

 

案外見落としがちなのがこの納骨方法です。

粉骨にはされないか、他の方のご遺骨と合葬されないかしっかりと確認しましょう。

 

個別に納骨されるのか、すぐに合葬されるのか、何年間で合葬されるのか、 万が一の時、取りだすことは出来るのか、しっかりと確認してください。

 

 

 

(6)費用

 

 

入壇料・離壇料

 

お寺によっては入会金にあたる入檀料がかかることもあります。

また墓じまい等で離壇する際に、離檀料がかかる場合もあります。

お墓の引越しや墓じまいが増えてきた昨今では、この離檀トラブルの相談が多くなってきました。

事前にしっかりと確認しましょう。

 

 

 

維持費・管理費

 

年間にかかる維持費や管理費の有無や金額も聞いておきましょう。

今は払えたとしても将来、お子さまや承継者に負担をかけてしまうことになります。

 

中には、管理費を払っているのに、ゴミ箱はゴミであふれ、道もデコボコとして、整備されていない場所もありますので、しっかり管理されているかも確認しましょう。

 

 

 

 

(7)管理者(経営主体)や経営状態

 

人柄・対応

 

やはり人と人の付き合いですので住職や管理者の人柄も大切です。

また、そこで働くスタッフの対応も見るべきポイントです。

指定石材店があり、石材店が限られている霊園もありますので確認しましょう。

 

 

経営主体はどこか

 

経営主体も確認しておいたほうが安心です。

お墓の経営主体は各自治体・公益法人・宗教法人になります。

公営霊園の経営主体は各自治体で、指定管理者が運営・管理を行います。

民間霊園は、公益法人が多いです。中には寺院が経営していることもあります。

多くは石材店に管理・運営業務を委託されています。

 

 

経営状態

 

お墓は永続性が求められますが、中には破綻・倒産した霊園もありますので経営状態も見ておくほうが安心でしょう。

霊園は管理費によって運営されています。

もし心配な場合、その霊園に建っているお墓の数を見れば安心です。

古い霊園なのに、お墓の数が少ないところは倒産リスクが高いです。

逆に墓地に建てられているお墓の数が多いほど、倒産しにくいとも言えます。

 

 

 

 

5.納骨のタイミングっていつ?!

 

 

 

 

(1)納骨とは

 

 

ご遺骨をお墓に納めることを納骨と言います。

納骨の時期は家庭の事情や、地域によっても違いますが、 広島では、一般的に四十九日の法要の後が多いです。

また、百か日や一周忌の法要と一緒にすることもあります。

なかには、気持ちの整理がつかない、お墓が決まらないなどの理由で、 数年にわたり自宅で保管される方や、お寺でお預かりすることもあります。

 

 

 

(2)正式な納骨時期は?

 

 

正式に、いつ納骨するのかといえば、決まりはまったくありません。

「墓地、埋葬等に関する法律(墓地埋葬法)」でも納骨時期の規定はありません。

「お墓が無いけど、早く納骨しないといけない」と焦る必要もありません。

中には「早くお墓を決めて納骨しないと不幸になる」「故人が成仏できない」

などと、不安をあおるような霊園やお寺さんもあるそうですが、そんなことは絶対にありません。

また、日の良し悪しで決める必要もありません。

友引や、仏滅などの「六曜」はただの迷信ですので気にする必要はありません。

 

ベストなタイミングは、ご自身が納得するタイミングで 親族や参列の方が集まりやすい日に納骨されることです。

 

 

 

 

(3)納骨までの準備

①納骨する日を決める

     

 ②寺院に連絡する

納骨の希望日をお伝えし、法要を依頼し、必要なものを確認します。

基本的には、お念珠、お花、お線香、お供え物(果物等)、お布施など。

食事(お斎)をする場合はその相談も。

      

 

③石材店に連絡する(必要であれば)

石材店に立ち会ってもらう必要があれば、連絡しましょう。

中には、霊園やお寺さんが連絡してくれることもあります。

また当日までに、お墓に名前や法名(戒名)を彫ってもらう場合早めに連絡しておきましょう。

      

④霊園や墓地の管理事務所に連絡

霊園や公営墓地にお墓がある場合、納骨の予定日をお伝えし、当日必要なものを確認しましょう。

「埋葬許可証」は納骨の際、必ず持参しましょう。

また「使用許可証」等の証明書類が、必要な場合がありますので必ず確認しておきましょう。

食事をする場合はその相談もしておきましょう。

      

親族・参列者に連絡する

納骨の予定日が決まれば、親族や参列される方に連絡をしましょう。

四十九日とは別に、納骨のみを行う場合、近親者だけなので電話やメールで伝えても問題ありません。

 

 

(4)食事(お斎)について

 

 

四十九日法要や納骨の後に食事をする場合は、お斎の準備をしましょう。

その場で食べるのであれば、業者さんに、外で食べる場合は、お店に連絡しましょう。

詳しくは霊園や墓地、お寺さんに確認してください。

 

 

 

 

(5)納骨の流れ

 

納骨当日の一般的な流れとしては、下記の通りです。

 

霊園・墓地に行く

 

お寺や管理事務所、石材店や僧侶に挨拶をします。

お布施をする場合、この時にお渡しください。

※冬の屋外は寒いのでしっかり防寒してください。

※夏の日中は日傘が必要です!!

 

 

 

納 骨

 

石材店にお願いしている場合、お墓のカロート(納骨する場所)に納めてくれます。

その際、どこに納骨されたか、他にお骨はあるか、あとどれくらい納骨できるかも確認しましょう。

また施主の方だけでなく、小さなお子様にも後々のため「ここに納骨するんだよ」と見せてあげて欲しいと思います。

 

 

 

読 経 納骨の際にお坊さんがお経を読みます。

 

焼 香 読経中に故人に近い人から順にお焼香をします

 

法 話 僧侶からお話があります

 

施主の挨拶

 

お 斎(食事がある場合)

 

 

いろいろと言われることも多く、迷うこともある納骨の時期ですが、結論は「特に定められた決まりはありません」

 

  • 広島の場合は四十九日の法要後に納骨される場合が多いです

 

  • 葬儀当日、百か日や一周忌に併せて納骨されることもあります

 

  •  友引、仏滅などの日の良し悪しは一切関係ありません。

 

これ以外に分からないことがあれば、直接お寺や霊園に聞いてみてください。

 

 

  

 

 

6.永代供養墓やお墓選びのまとめ

お墓選びはついついあせってしまいがちです。

結論を急ぎすぎず、家族間でしっかりと話し合ってゆっくり時間をかけて決めてください。

 

もし分からないことや疑問点があれば、どんなことでも品龍寺にご相談ください。

お墓はご家族のつながりをつなぎ続ける大切な場所です。

 

だからこそ私たちはみなさまの想い、こだわりに応え、不安や悩みを安心に変えるお手伝いをさせていただきます。

 

よりよいお墓参りをしていただくため、後悔しないお墓を選ぶために、この記事がお役に立てられるよう願っています。

 

 品龍寺  住 職 猪原邑水

      副住職 猪原慶成