品龍寺ブログ
  最近、永代供養や合同墓のご相談を受けていると、ある共通した悩みを耳にします。
「息子は東京にいるんです」
「娘は大阪に嫁いでいまして」
「子どもたちは広島へ帰ってくる予定がないんです」
こうしたお話は決して珍しいものではありません。
実際に品龍寺へご相談に来られる方も、
お子さまが東京や大阪など県外で暮らしておられるケースが非常に多くなっています。
そして皆さまがおっしゃるのは、
「子どもに迷惑をかけたくない。」
という言葉です。
親が子を思う気持ちは、いつの時代も変わりません。
お墓の相談を通して、その深い愛情を感じることがよくあります。
  

県外在住の子どもが増えた今のお墓・永代供養事情

 

 

 

昔は親も子も同じ地域で暮らすことが当たり前でした。
家業を継ぎ、家を守り、お墓も受け継いでいく。
そうした時代が長く続いていました。
しかし現在は違います。
進学や就職をきっかけに県外へ出ることが当たり前になりました。
広島で生まれ育った子どもたちが、東京や大阪、
名古屋、福岡などで家庭を築くことも珍しくありません。
それは決して悪いことではありません。
子どもたちが自分の人生を歩み、幸せに暮らしている証でもあります。
しかしその一方で、
「私たちのお墓はどうなるのだろう」
という新たな悩みが生まれました。
  

県外在住の子どもに迷惑をかけたくないという親心

 

 

 

 

先日、ご夫婦で見学に来られた方がおられました。

お子さまは東京で仕事をされており、広島へ戻る予定はないそうです。

ご主人はこうおっしゃいました。
「私たちが亡くなった後まで広島のお墓を守るのは大変だと思うんです」
奥様も続けて、
「だから私たちの代で準備をしておきたいんです」
と話してくださいました。
この言葉を聞いていると、お墓の相談でありながら、
実は親子の愛情の話なのだと感じます。
子どもに負担をかけたくない。
子どもが安心して生活できるようにしておきたい。
そう考える方が本当に増えています。
   

永代供養や合同墓でもお墓参りは続けてほしい

 

 

品龍寺に来られる多くの方は
「もうお墓参りはしなくていい」
とは考えておられません。
むしろ、
「帰省した時には手を合わせてほしい」
「思い出した時にお参りしてほしい」
そう願っておられます。
だからこそ、
「行きやすい場所」
を重視される方が増えています。

県外在住の子どもにとって交通の便が良い合同墓は大切な条件

 

 

以前は、
「先祖代々のお墓があるから」
という理由で場所を選ぶことが一般的でした。
しかし今は事情が変わっています。
東京から新幹線で広島へ帰省する。
大阪からお盆や年末に帰ってくる。
そう考えた時、
交通の便は非常に重要な要素になります。
実際に品龍寺へ見学に来られた方からも、
「広島駅から行きやすい」
「横川駅から近いので助かる」
という声をいただきます。
県外に住む子どもたちにとって、
お墓参りのためだけに長時間移動しなければならない場所よりも、
帰省のついでに立ち寄れる場所の方が負担は少なくなります。
その結果、お参りも続きやすくなるのです。

永代供養墓・合同墓は残された人のための場所でもある

 

 

お墓というと、亡くなった方が入る場所と考えられがちです。
もちろんそれも大切な役割です。
しかし私は、お墓は残された人のための場所でもあると思っています。
悲しい時。
迷った時。
何かを報告したい時。
そんな時に手を合わせる場所です。
だからこそ、行きやすい場所であること。
安心してお参りできる場所であること。
長く管理される場所であること。
これらはとても大切な条件になります。

品龍寺の永代供養・合同墓が選ばれる理由

 

 

品龍寺へ来られる方の中には、
東京や大阪に住むお子さまのことを考えて合同墓を選ばれる方もおられます。
その際に喜ばれるのが、
個別に永代保管されることです。
永代供養墓や合同墓の中には、一定期間後に合祀されるものもあります。
しかし品龍寺では、ご遺骨を個別に永代にわたってお預かりしています。
「ここに父がいる」
「ここに母がいる」
そう思いながら手を合わせることができます。
これは残されたご家族にとって大きな安心につながるようです。
また、お寺が責任を持って供養を続けていくことも安心材料の一つです。

永代供養を考える際に大切な仏教の教え

 

 

 

仏教では、形よりも心を大切にします。
立派なお墓を建てることも尊いことです。
しかし、それ以上に大切なのは亡き方を思う気持ちです。
遠くに住んでいても構いません。
毎月お参りできなくても構いません。
ふとした時に思い出す。
手を合わせる。
感謝する。
その心こそが供養なのだと思います。
だからこそ私は、
子どもたちが無理なくお参りできる環境を整えることも、親としての大切な愛情だと思っています。

県外在住の子どもがいるなら元気なうちに永代供養を考えることが大切

 

 

お墓のことは、つい後回しになりがちです。
しかし元気なうちだからこそ選択肢があります。
家族と話し合う時間もあります。
そして、自分たちの希望を伝えることもできます。
子どもが県外に住んでいる。
将来お墓を守る人がいないかもしれない。
そんな不安がある方は、一度考えてみることをおすすめします。

永代供養・合同墓のご相談はお気軽にお問い合わせください

 

 

 

品龍寺では、永代供養や合同墓のご相談を随時お受けしております。
「まだ何も決まっていない」
「話だけ聞いてみたい」
という方も大歓迎です。
お墓のことは人生のことでもあります。
ご本人のお気持ち。
ご家族のお気持ち。
どちらも大切にしながら、一緒に考えていければと思います。
どうぞお気軽にご相談ください。
合掌
品龍寺住職
猪原慶成