品龍寺ブログ

この度の台風19号により、犠牲となられた皆様に哀悼の意を表しますとともに、

行方不明となられた方々が一刻も早く救助されるよう願っています。

また、負傷された方及び被災された方、ご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申しあげます。

 

 

 

悲しいニュースが続く日本に元気を

 

そんな中、台風の翌日、試合開催も危ぶまれていた日本-スコットランド戦が行われました。勝てば史上初の8強進出となる大事な試合でしっかりと実力で勝ち切りました。

強豪スコットランドを相手に、最後まで手に汗にぎる素晴らしい試合で感動しました。

人生、どんな時でもどんな相手でも最後まであきらめないことを改めて教えてもらいました。

初の決勝トーナメントでも活躍していただきたいです。災害に見舞われ、令和になっても悲しいニュースが続く日本を、元気づけていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ラグビーワールドカップ2019組織委員会のTwitterより

 

ラグビーカナダ代表が被災地でボランティア活動

 

こんな心温まることもありました。

ラグビーワールドカップで13日に予定されていたカナダ-ナミビア戦が台風19号の影響により中止になりました。試合は引き分け扱いとなり、両国に勝ち点2が与えられた結果、カナダは最下位が決定しました。しかしカナダ代表選手たちは釜石に残ってボランティアに参加されたというニュースです。被災地やそれを聞いた人たちからは感謝と絶賛の嵐となっているそうです。人のために出来ること、なかなか出来ませんよね。

 

 

福岡堅樹選手

スコットランド戦で2トライをあげ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれた福岡堅樹選手は、実は浄土真宗にゆかりがあるそうです。

この福岡選手の「堅樹」というお名前は、浄土真宗の「親鸞聖人御消息(しんらんしょうにんごしょうそく)」という親鸞聖人が書かれたお手紙の中にある

「樹あり、好堅樹(こうけんじゅ)といふ。この木、地の底に百年わだかまりゐて、生ふるとき一日に百丈生ひ候ふ」

からとられたそうです。私たちが成仏することのたとえとして説かれている言葉ですが、歯科医の父・綱二郎さん(61)が命名されたそうです。

W杯前に右ふくらはぎを痛めるなど、けがに泣かされてきた福岡選手。ようやく復調し、今大会初めて先発としてピッチに立ち、世界の舞台で実力を発揮し輝きだしました。

試合後のインタビューで

「日本ラグビーの新しい歴史を作るために全てを捧げてきた。本当に最高の瞬間」と喜ばれていました。地中で百年も耐え、地上に出ると一日で百丈(約300メートル)も伸び続けるという想像上の樹木から取られたお名前ですが、まさに名前の通りぐんぐんと伸び続けておられます。

 

20日は因縁の南アフリカとの一戦です。苦しい試合になると思いますが、台風19号で被災した人たちを勇気づけられるよう、さらなる健闘を願っています!