品龍寺ブログ

 

 

 

先日の大雪はすごかったですね。車に雪が積もり、

 

フロントガラスは凍り付き、なかなか大変な思いをしました。

 

そうこうしているうちに、もう年末で何かと気忙しく過ごしているうちに、

 

早いもので今年もあと、5日となりました。

 

一年のうち、98%が過ぎたことになります。

 

毎年思うことですが1年があっという間に過ぎ去っていきますね。

 

 

 

 12月を師走と呼ぶ由来に、師(僧侶)がお経をあげるために、

 

東西を走り回る月と解釈するのでこの名が起きたという説があります。

 

もちろん僧侶だけでなく、12月を迎え忙しく走り回られている方もおられることと思います。

 

うちの娘が今6年生で、来月受験するんですが、

 

真剣に勉強をし始めたのが、今月からなんです。

 

それまでは、集中できないと言っては漫画を読んだり、

 

テレビを見たり、本気で勉強していませんでした。

 

ようやく、今頃になって焦りだし、もっと早くから準備しておけばよかったと後悔しています。

 

古くから「歳月人を待たず」と言われているように時間の経過は人の都合に関係なく流れていきます。

 

考えてみれば私たちは常に時間に追われているように思います。

 

仕事や用事などの人が定めた制限時間もあれば、

 

いつ訪れるか分からない生命の終わりにも追われています。

 

 流れ行く限りある時間の中で、もっとこうしておけばと過ぎ去った時間を後悔し、

 

未だ来ない制限時間が気になり、今を苦しみ悩む時、

 

また何かと用事に追われ気忙しくなる師走のこの時期にこそ、

 

ゆったりと深呼吸して心と体を整えたいものですね。

 

今年一年、それぞれにいろいろなことのあった一年であったと思います。

 

それこそ人によっては「激動の」一年だったかもしれませんね。

 

みなさんよくご存知のように「除夜の鐘」は、

 

1231日の大晦日(おおみそか)に、各寺院でつかれる鐘のことで、

 

昔から人々はこの鐘の音を聞きながら

 

過ぎ去ってゆく一年を振り返って反省し、来るべき年を迎えて来ました。

 

思えば、あそこでこんなふうにしていればとか、悔やむことも多々あります。

 

私たちの人生は一度しかなく、決してやり直すことは出来ません。

 

なかなか自分の思い通りにはいかないのが現実なのですが、

 

やり直すことの出来ないこの一年、

 

そして今日の一日ではあっても、何度でも見直すことは出来ます。

 

日々の些事に追われ、いつの間にかいろいろなことを忘れ去ってしまう私たちですが、

 

忘れても、忘れても、何度も何度も思い出し、そのことを見直ししていくことで、

 

自分の失敗や過ち、愚かさに気づき、少しずつ人間として成長していくことが出来るのかもしれません。