品龍寺ブログ

 

水子供養でお困りの方、赤ちゃんのために法要をしたいけれど

 

どうすればいいか分からないかたも多いと思います。

 

今回は浄土真宗における水子供養の考え方について解説します。

 

 

 

 

広島で水子供養が出来るお寺をお探しのかたへ

 

 

「広島の浄土真宗のお寺で水子供養してくれるお寺はありますか?」

 

「浄土真宗のお寺に水子供養を依頼しても断られた」

 

「代々浄土真宗なので水子供養をお願いできませんか?」

 

と相談を受けることがよくあります。

 

浄土真宗が多い広島だからこそ、お困りの方が多い現実があります。

 

みなさまのお力に少しでもなれたらと思いこの記事を書きました。

 

 

 

 

水子とは?水子供養とは?

 

 

「水子」とは生まれて日のたたない子、赤ちゃんのことです。

 

また、胎児、特に流産または人工妊娠中絶により死亡した胎児のことを指します。

 

「水子供養」とは諸事情により、生まれる前に亡くなってしまった胎児の供養をすることです。

 

赤ちゃんと会う前に、離ればなれになってしまった両親やご家族にとっては本当に悲しく辛いことです。

 

確かに、浄土真宗のお寺では「水子供養」はやっていません。

 

ですから、広島はもとより全国の浄土真宗のどのお寺を探しても見つけることは出来ないはずです。

 

 

 

 

浄土真宗と水子供養

 

 

浄土真宗では「水子供養」という名前での特別な法要はしていないからです。

 

仏教の教えからいえば、お母さんのお腹の中に命を授かった瞬間から、いのちとして捉えます。

 

この世に誕生してこなかった命ですが、尊い命にはかわりありませんので、

 

浄土真宗では「水子」という表現は使いません。

 

ですから、この世にうまれた私たちと同じように、亡くなった赤ちゃんをご縁とし、手を合わせ、読経いたします。

 

祟りや霊障を恐れ、悪いことがあればすべて亡くなった子どものせいにするという、おはらいや霊感商法のような「水子供養」はしないのです。

 

 

 

水子は祟る?

 

 

水子供養をしないと自分たちに祟りがあるなどと耳にしますが、そのようなことは決してありません。

 

たたりとまでは言われませんが、脅しのように、「うまくいかないのは水子のせい」「親不孝だから成仏できないで苦しんでいる」

 

「供養しないと悪霊になって不幸になる」「水子供養すると運気が上がる」

 

と言っている人もいます。

 

このように何か自分に都合が悪いことが起きると、水子のせいにしてしまい、不安を煽るような人もいますが完全に間違いです。

 

また一方で、尊い命だとわかっていても、どうしようもない事情で中絶を選ばざるを得ないことだってあります。

 

幼いわが子の死を嘆き悲しまない母親はいません。

 

苦しみや悲しみ、「もっとこうしたら良かった」という後悔が絡み合いながらも、母親の気持ちは、純粋にわが子のいのちを慈しむ心のはずです。

 

しかしいつからか、たたり、霊障などの詐欺まがいのことが横行し、霊能者と言われる人もテレビで広めていった結果、

 

「水子はたたる」と言われるようになってしまいました。

 

まるで「水子ビジネス」です。

 

断言します。

 

亡くなったわが子が私を不幸におとしめることなど絶対にありません。

 

ですから、亡くなったわが子を縁として仏さまの教えに出会い、

 

前向きに「この子は私を導くために私のところに来てくれたんだ」

 

と思えるようになることが大切です。

 

「水子がたたる」など、仏教の経典のどこ探してもそのようなことは書かれていません。

 

水子のたたりは、親の不安をあおるための迷信です。気になさらないようにしてください。

 

 

 

お布施は?

 

 

お寺へのお布施は、法要をしてもらった、供養をしてもらったという読経料金ではありません。

 

お気持ちをお渡しするという考え方なので、明記されていない場合も多くあります。

 

高額な請求をされることもありますから、事前に確認するなど注意が必要です。

 

金額がわからない時には、皆様いくらくらい包んでいますか?とお伺いしても問題ありません。

 

一般的には数千円から数万円で十分です。

 

決まり事なんて何もありません。一番大切なのはわが子を思う気持ちです。

 

卒塔婆(そとば)がいくら、年間の供養料がいくら、そんなことはする必要はありません。

 

分からないこと、困ったことがあればいつでも品龍寺にご相談くださいね。

 

もちろん、赤ちゃんを偲んで丁寧にお勤めもさせていただきます。

 

 

 

 

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