品龍寺ブログ

ものすごく久しぶりに更新します。合同墓の申し込みの増加や、改修工事・法務多忙のためなかなか更新が出来ませんでした。(言い訳ごめんなさい。)

住職継職(代替わり)がありましたので報告と新住職の挨拶をさせていただきます。

 

品龍寺第16世として昨年7月から品龍寺で法務を執らせていただいております。

門信徒の皆さまには改めて住職継職法要でご挨拶させていただく予定ですが、取り急ぎご挨拶させていただきます。

新住職の長男です

 

ここに新住職の任を拝し、身の引き締まる思いがしております。これからのお寺はどうあるべきか、住職の責務とは何か、その認識と自覚を新たに門信徒の皆さまにお育てをいただきながら歩んで行きたいと思います。

 これからお寺の取り巻く環境は、いよいよ厳しい時代に突入します。加速していく人口減少や高齢化、核家族化や死生観の変化など、お寺と僧侶の存在意義そのものが問われている時代です。しかし、社会が様々に変化してもなお、人々の「心の拠りどころ」となり続けているお寺もあります。どのような時代になっても強い危機感を持ち、歓びも悲しみもみんなで分かち合う「安心できるお寺」として皆さんに愛されるお寺になれるよう邁進していこうと思います。

 私は昭和571月、前住職の長男として品龍寺に生まれ、中学までは野球、高校はラグビーや音楽に打ち込む毎日でした。龍谷大学卒業後は、お経と雅楽の専門家資格をとる専門学校、布教使の専門学校を卒業し、特別法務員、布教使の資格を取得しました。その後は京都の本願寺、築地本願寺で奉職し、築地本願寺勤務中には、縁あってアメリカ、ハワイ、カナタの開教地の視察を任され、お経や作法の指導をしながらたくさんのことを学ばせていただきました。明治・大正時代に日系移民の方々が設立したお寺はメンバー(門徒)の方々のお寺への思いは厚く、若い私にはなかなかに重い任ではありましたが、身心を深く耕す機会でもありました。

 築地本願寺では、築地本願寺の改修工事担当として、銀座にお寺を作ったり、境内にカフェを作る計画にも携りました。これまでに得た経験は私にとって大きく、現在こうしてお務めできるのも、都合14年間にわたる本願寺、築地本願寺での修行があったからだと思います。

 住職就任から半年が過ぎました。おかげさまで緊張の中にも着実な一歩を踏み出しました。もとより重責は承知の上ですが、門徒の皆さまから心を寄せていただけるお寺になれるよう努める覚悟です。皆さまにおかれましては、何卒よろしくお願い申しあげます。

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