品龍寺ブログ

 

 

最近、墓じまいやお葬式、永代供養墓のご相談を受ける中で、 

「家族が新興宗教に入ってしまった」

 

「新興宗教に入った親族のことで悩んでいる」

 

「子どもが危なそうな宗教に夢中になっている、目を覚まさせたい」

 

「教団から高価な仏具を買い続けている」

 

という、新興宗教に関する相談が増えてきました。

また韓国で新型コロナウイルスの流行の中心となっている新興宗教団体「新天地イエス教会」も連日、ニュースを賑わせています。

今回はよくわからないけど怖いイメージもある新興宗教についてお話したいと思います。

 

 

 

 

新宗教(新興宗教)とは

 

 

本来、新興宗教ということばは、専門書や新聞等ではあまり使われず、新宗教のほうがよく使われていますが、

私たち一般には「新興宗教」と言われています。

新興宗教とは、読んで字のごとく新しく興った宗教のことです。歴史ある既成宗教に対して、新しく興った宗教という意味です。

日本では幕末から明治などの近代以降に成立した比較的新しい宗教のことをいいます。

多くの新興宗教には教祖がいて、分かりやすい現世利益や救いを説くそうです。

一方で、浄土宗や浄土真宗、真言宗や天台宗など私たちが良く聞く宗派は伝統仏教と言われます。

 

新興宗教と聞けば、私たちのイメージではかつてのオウム真理教のように、

何か怖いイメージがありますが、本当はどうなのでしょうか?

日本には新宗教の教団は400団体ほどあり日本国民の1割が新宗教の信者といわれます。

 

 

 

 

そもそも宗教とは

 

 

 

宗教とは読んで字の如し、宗(むね)となる教え、宗とすべき教えです。

自分の軸となる教え、または困ったときや悩むときに立ち返る原点とも言えます。

宗教の一つである仏教の目的は、心おだやかに過ごすことだと思います。

仏教の中の浄土真宗の場合は、阿弥陀さまという仏さまのお救いを聞かせてもらう教えです。

煩悩を抱え悩み苦しむ私たちが、いのち尽きた時、極楽浄土に仏として生まれるという安心を頂ける教えです。

仏教は身分や貧富の差など関係なく、どんな人でも救われる教えです。

 

 

 

 

新興宗教はカルト宗教?!

 

 

 

おそらく宗教についての知識が無い、いわゆる無宗教と思っている人にとって、宗教や新興宗教と聞くと

「危ない」とか「怪しい」というイメージを持たれていると思います。

少なくとも、宗教や新興宗教に対して良いイメージは持っていないはずです。

例えば「オウム真理教の地下鉄サリン事件」「新興宗教の詐欺事件」などの事件が起こっており、

「怖い」というイメージがついてしまっていると思います。

しかし実は、何の害もない、普通の新興宗教もたくさんあります。

ニュースになるような一部のカルト的な宗教と普通の新興宗教とがごちゃ混ぜになり、

新興宗教全体のイメージを悪くしているのも事実です。

私は新興宗教が危険だと言いたいわけではありません。

人々の幸せに貢献している宗教団体や害のない教団もたくさんあると思いますので補足させていただきます。

 

 

 

 

 

悪い新興宗教の見分け方

 

宗教とは本来、人を救うはずのものです。

その宗教が、人や他の宗教を批判したり、強引に勧誘したりするのは少し不安を感じます。

また、人を苦しめ傷つけるようなことは正しい信仰や宗教とはいえません。

具体的には

 

・法外な金銭を要求する

・家族や今までの人間関係を絶たせる

・社会や信者以外の人間を敵視する

・経済的も精神的にも追い詰められる

このようなところは危ないです。

法外な金銭を要求するということに関しては新興宗教だけではなく、既成仏教教団の中にもそういう話を聞きますし、

高額な離壇料を請求されているという相談もありますのでお気を付けください。

 

 

 

退(脱会)させたいときは

 

「お前の入っているところはカルト教団だ!!」と頭ごなしに注意したり、無理に脱退させようとすれば間違いなく反発されます。

教団によっては、家族に反対された場合はこうするといるマニュアルもあるそうです。

「あの宗教はここがおかしいよ」と論破すると、態度が硬化してしまい逆効果になってしまいます。

教祖や幹部、教団の方に影響され、教団での人間関係や立場に満足している人も多いので、本人にとっては幸せなことです。

頭ごなしにやめさせようとすれば、仲間から引き離そうとする「敵」と見なされることもあります。

自分のことを何一つ分かってはくれない、という不満が残るだけです。

正面から否定すると、聞く耳を持たなくなるため、その人の話に耳を傾け、慎重に対応することが大切です。

その人への深い愛情があり、時間と労力を使う覚悟があるなら、その人をカルト教団から守ることできると思います。

時間もかかり、難しいことかもしれませんが、あなたが見捨ててしまったりあきらめてはいけません。

時間をかけて説得していくことが大切だと思います。

 

また、あるカルト教団に対抗できるよう、しっかりと知識をつける必要もあります。

カルト教団の情報はもちろん、法律的な問題、その人の心理状況などです。

 時間が経っていない場合、簡単な調査で解決する場合があります。

身辺調査で具体的な問題点を指摘することや、教えに対しての疑問点などを聞くことで

過ちに気付かせることができます。

 時間が経ってしまった場合は、どういう問題があるかを理解した上で、ご家族や友人の長期的なサポートが必要となると思います。

 援助してくれるNPO団体や相談窓口もたくさんあります。被害者の会や本、インターネットでも、役に立つものがあるはずです。

 

 

 

日本国憲法における信教の自由

 

 

日本国憲法第20条にある「信教の自由」は以下のように規定されています。

 

 

第1項

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

第2項

何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

第3項

国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

 

 

どんな宗教でも信じるのは自由ですが、逆に言うと、信じない自由も認められています。

さらに宗教行事等の参加も強制してはならないと、憲法で定められています。

 

信仰に関しては、信教の自由の下において個人の自由ですが、反社会性、犯罪性が疑われるものがあるとすれば、それは大いに問題となります。

 

 

 

何でもご相談ください

 

 

困ったときの駆け込み寺。日本全国、昔からで困ったときはお寺に行って相談するのが当たり前でした。

 品龍寺はいつも窓口をあけています。

あなたの苦しみ、悲しみを少しでも安心にかえることができればと願っています。 

このような問題以外にも、困ったことは一人で抱え込まず悩まないでください。

微力ながらお力にならせていただきます。