品龍寺ブログ
志村けんさん (文春オンラインより)

 

 

今朝、ザ・ドリフターズのメンバー、志村けんさんが

 

コロナウイルスによる肺炎のため亡くなったことを知りました。

 

329日、午後1110分、都内の病院で70歳という若さです。死因は新型コロナウイルスによる肺炎。

 

志村けんさんがコロナウイルスにかかったと知ったとき、不摂生な方というイメージから、

 

まさかという気持ちもありましたが、

 

それ以上に回復を信じていただけに、虚無感に襲われています。

 

きっと今まで通りまたテレビで笑いを届けてくれていると思っていました。

 

 

 

小さい時から大好きで、志村けんさんの番組は毎週、本当にとても楽しみでした。

 

小学校で真似をして、いつも話題に上がっていました。

 

ドリフを見て育った世代の自分も親になって、

 

今度は、自分の子どもたちも志村けんさんを見て、お茶の間で一緒に笑っていました。

 

だからこそ、今までの芸能人の訃報の中で一番ショックが大きくて、

 

今日は半分上の空で何をやっても手につかない気がします。

 

たださえ暗い現状に追い打ちをかけるかのようなこのニュース、あまりにも悲しいです。

 

 

 

コロナウイルスで亡くなった方は、世界でも、日本でもたくさんおられますが、やはりどこか他人ごとでした。

 

どの命も平等だと分かってはいましたが、

 

顔の見えない亡くなられた方の報道にはこれほどの衝撃はありませんでした。

 

 

志村けんさんの死は、

 

政治家や専門家の難しい言葉よりもコロナウイルスの恐ろしさ教えてくれました。

 

志村さんは、身をもってコロナウイルスの脅威を日本国民に教えてくれたように思います。

 

本当にこのウイルスによって人を死に至らしめるということが実感できた人も多いと思います。

 

 

 

昨日、子どもを連れて夕方にお花見がてら川沿いを散歩しましたが、例年通り、花見をしている方がおられました。

 

そこは、たくさんの人であふれる、いつもと何も変わらない日常の風景でした。

 

近所の公園でも家族連れのグループがお花見を楽しんでおられました。

 

アメリカやイタリア、スペインに比べて日本はまだまだ大丈夫、広島は大丈夫と、心のどこかで思っていましたが、

 

皆さんもそうなのかもしれません。

 

コロナウイルスに対しての自分自身の認識の甘さや、気のゆるみに気づかされました。

 

 

 

 

番組で共演していた「ハリセンボン」の近藤春奈さんが、日本テレビ「スッキリ」で

 

「これまで本当にたくさんのものを皆さんに与えてきた志村さん。

 

 最期までメッセージを与えてくれたのだと思います」

 

と涙ながらに話されていたのがとても印象的でした。

 

 

「コロナウイルスなんてただの風邪でしょ」「俺には関係ない」という若者もたくさんいますが、

 

改めて、自分達の行動によって、感染を拡大させ、

 

志村けんさんのような人を生み出しかねないという事を理解してほしいと思います。

 

多くの人が、他人事ではないこと、

 

自分たちにも脅威が迫っている事を自覚するきっかけになることを願います。

 

 

志村さん自身、突然のことで、本当に無念だったと思います。

 

これからこの暗い世の中を明るくしてくれるはずだったのに・・・。

 

もう見られないのかと思うと本当にショックで悲しいです。

 

志村さんが私達に送ってくれた最後の重いメッセージを深く心に刻まねばと思います。

 

これからは苦しい時を迎えます。

 

冷静に、手洗い・うがい等、私たち一人一人にできることをしていきたいと思います。

 

 

志村けんさん、多くの人を笑いで幸せにしてくれて本当にありがとうございました。

 

                                     合掌