新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、
心より御礼申し上げます。
朝家族そろってお仏壇にお参りし新年のご挨拶をしていただけたらと思います。
これも立派な初詣になります。
お正月ということで、お仏壇には、打敷をかけ、お餅をお供えしましょう。
一年の計は元旦にあり、この日くらいは家族全員でお参りしたいものです。
初詣はみんなが行っているからと、レジャー感覚でついつい神社に行ってしまいがちですが、
やはりお手次のお寺など浄土真宗のお寺の阿弥陀如来の御前でお参りしましょう。
品龍寺では、1月1日10時から新年の法要である『元旦会』を勤めており、
お正月の三が日は本堂を開けいつでもだれでもお参りできるようにしております。
昔はお参りの方が少なかったのですが、徐々に多くなり、
「初詣は、お寺にお参りする」というのが、受け入れらえれるようになったと感じております。
是非、一家おそろいになってお参り頂きたいと思います。
元旦会は元日を祝うと共に阿弥陀さまのお慈悲のもと、
新年の第一歩を歩み出す行事です。
あらためてお念仏の教えを聴き決意を新たにする機会として下さい。
ただし注意してほしいことがあります。
仏様、神様に祈れば、苦しみが無くなるとか、宝くじが当たる、
お金が儲かる、志望校に合格するというのは、全くの嘘、デタラメです。
お念仏を称えれば、長生きが出来るとか、病気がすぐに治るということもありません。
しかし、苦しみに耐える力を与えられ、苦しみの意味を変え、苦しい中でこそ、
人生の素晴らしさに気づかされ、受け止めることの出来る心が与えられるのが浄土真宗です。
今年こそ、より多くの皆さんに、仏様との素晴らしい出会いがあることを願っています。
また、みなさまに安心いただけるよう、
精一杯の対応をさせていただきますので、
ご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。
皆様のご健康とご多幸を願い、
新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
品龍寺 住職 猪原邑水
副住職 猪原慶成